私たちの生活に、COVID-19の影響が次第に感じられるようになってきました。そして数ヶ月後、あるいは数年後でもこの影響が続くことが明らかになり始めています。
COVID-19は移動や仕事の方法、余暇の過ごし方、そして行列への並び方でさえ、私たちの生活の全てを変えてしまいました。

全ての産業が影響を受けていますが、特に旅行業界は深刻な状況となりました。では、旅行業界はどの程度の影響を受けたのでしょうか。そしてこれからどのような変化が起こり、業界が回復する見込みはあるのでしょうか?本日の記事では、このような疑問にお答えしようと思います。

パスポート以上に重要なもの

これは現在でも起きていることですが、各国は国境を閉鎖しており、特に感染が拡大している地域から来る人々の入国を禁止しています。

このような状況で、自分を証明するものはパスポートで十分でしょうか?当分の間はそうかもしれませんが、パンデミックから脱した後には、各国が個人に関する情報(これまでの旅行歴、予防接種歴など)を記載したバーコードのようなものが導入される可能性があります
もう一つ考えられる新たな傾向は、旅行がより厳選されるようになることです。例えば、企業の出張は重要性と経済的な視点に基づいてより精査されるようになるかもしれません。
では、カジノ観光はどうでしょうか?以前の記事で述べたように、カジノ観光は大きなビジネスチャンスであり、国内に多くの利益をもたらします。そのため、このような旅行形態になると、単なるレジャー目的の旅行者ほど制限が厳しくなくなるかもしれません。

値上がりする旅行価格

これまでよりも、旅行がかなり割高になるかもしれないという推測があります。主な理由は、政府が出入国する人々の数を管理可能なレベルに維持するために、ロックダウン措置の実施と解除をくり返す可能性があるという、まだ別の推測によるものです。

これは一年のうちに数回だけ旅行に行ける時期ができ、一定の期間だけ持続することを意味します。そのような状況になれば、旅行に対する需要がその期間だけ高まり、旅行の価格が上昇することとなります。これは交通手段についても同様のことが言えます。例えば、航空会社はより少ない人数で飛行機に搭乗することを求めるようになるため、航空券の値上げを余儀なくされるでしょう。

病気の時は旅行できなくなる?

酷なことを言っているように思われるかもしれませんが、それが現在の社会の仕組みなのです。COVID-19から回復した人は、差別的な扱いを周りから受けないために、公共の場で咳やくしゃみをしないように気をつける必要があります。

COVID-19の感染経験者が差別的な扱いを受ける可能性があるだけではなく、風邪をひいてしまった人でさえ旅行に行けない状態になってしまうのではないでしょうか。現在のソーシャル・ディスタンスのルールに沿えば、風邪をひいているのに旅行することは、社会的に許されないことになってしまうかもしれません。